案件の背景
多数の既存システムに対し安定稼働のための重厚なITガバナンスプロセスのゲートが設けられていたが、一方ではそのための工数やリードタイムが多量に発生しており、市場への投入が遅れるというビジネス課題があった。
そこで、課題に応えるべくアジャイル方式での進め方をご提案し、最小の顧客価値単位でリスクを抑えクイックにリリースを繰り返す、という従来の働き方とは大きく異なる新たな挑戦を行うことになった。
担当業務
■チーム立ち上げ期
・体制組成
└ビジネス部門と一体となり、頻度高く密にコミュニケーションを取るための施策検討・調整
・ITガバナンスのアジャイル最適化
└品質を損なうことなくクイックにリリースするための施策検討・調整
・マインドセットの浸透
└従来のデリバリー重視から、顧客価値視点への変更を啓蒙
・Scrumフレームワークに則った運営
└Scrumイベントをベースとし、プロダクト品質のみならずチーム運営も継続的に改善
・クラウド導入
└オンプレミス環境のスケーリングが限界に達しており、初めてクラウド環境を導入するにあたりアーキテクチャ、ルールを策定
■安定稼働後
・改善の芽をバックログとして蓄積しプロダクトオーナーと案件化
・新たなテクノロジー導入による改善
・ビジネスチャネル拡大に伴う外部との連携をクイックに実現
・より品質高くクイックなプロダクトリリースのためにDevOpsを導入
・他システムの開発を伴うウォーターフォールとアジャイルのハイブリッドなプロジェクト対応