【ヘルスケアに関する豆知識】雨の日の不調と気象病(天気痛)について|社員ブログ|アベールソリューションズ株式会社
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2025.11.26
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【ヘルスケアに関する豆知識】雨の日の不調と気象病(天気痛)について
こんにちは。人事総務GのI.Tです。
私が個人的に興味を持っている「気象病」について、今回はシェアしたいと思います。
「風邪でもないのに何となく体調が優れない」
「雨が降ると耳鳴りや片頭痛がする」
…そういった経験はありませんか?
実は私自身が当てはまるため、対処や予防に役立つことや私が実践していることをご紹介させていただきます。
同じように悩みを抱えられている方に少しでもお役に立てればと思います!
気象病ってどんなもの?
Wikipediaでは下記のように説明されております。
気象病(きしょうびょう、英: meteoropathy)は、気象・天候の変化によって症状が出現する、あるいは悪化する疾患の総称。
症状は頭痛、食欲不振、気分の落ち込み、めまい、メニエール病、腰痛、肩こり、神経痛、関節炎、リウマチ、蕁麻疹、吐き気など様々であり、~~~~
…とのことです。
気象病は、気温や気圧が急激に変化したときに自律神経やホルモンバランスが乱れることによって起こります。
そのため特に天候の変化が激しい春~梅雨、秋に起こりやすいようです。
また、Wikipediaに記載されているとおりその人が元々持っている慢性的な不調がより強くなるため、症状は人それぞれで多岐にわたるとのことでとても厄介ですよね。
※気象病について改めて調べてみると、「天気痛(てんきつう)」という名前で認知されていることが多いように思いましたので、ここからは気象病と天気痛を織り交ぜて紹介しております。
よくある気象病(天気痛)の症状
・頭痛
頭痛は天気痛で最も多い不調のようです。
中でも片頭痛は天気痛と関連性が深く、こめかみの辺りがズキズキ脈打つように痛むのが特徴で、吐き気を伴うこともあります。
また、首や頭部・肩・背中の筋肉の緊張で起こる緊張型頭痛も多く現れます。
・首や肩の痛み、こり
交感神経(活動・緊張・ストレスのある時に優位になる自律神経)が活発になると血管が収縮し、血流が悪化することが関係しています。
スポーツ等で元々首にダメージを受けている人も痛みが強まりやすく、ストレートネックの人や首が細く筋肉量も少ない女性はより発生しやすくなります。
・耳鳴り、耳が詰まった感じがする
ヒトは耳の奥にある内耳(ないじ:体の平衡感覚をつかさどる器官)で気圧の変化を感知しており、耳鳴りや耳が詰まった感じが起こる人も多くいます。
・だるい、気分が落ち込む
気圧の変化による自律神経が乱れや日照時間の減少が原因だそうです。
気圧の低下が副交感神経(体をリラックスさせる役割を担う自律神経)を優位にすることにより倦怠感や気分の落ち込みに繋がることがあります。
また、雨の日は日照不足になりやすいことから精神安定に関わるセロトニンの分泌を減らし気分が落ち込みやすくなります。
気象病(天気痛)の予防と対処について
ここからは天気痛の予防と天気痛が現れた際の対処法をご紹介させていただきます。
まずは耳から
天気痛と耳(内耳)には密接な関係があります。
そのため天気痛の予兆や軽い症状を感じたら内耳の血行を良くすると良いそうです。
ホットタオルなどの温かいもので物理的に温められると良いですが、出先などそういった環境にない場合は「くるくる耳マッサージ」で耳と耳の周囲の血行を良くするのがおすすめです。
\ くるくる耳マッサージの仕方 /
① 親指と人差し指で両耳を軽くつまみ、上・下・横にそれぞれ5秒ずつ引っ張る。

② 耳を軽く横に引っ張りながら、後ろ方向に5回ゆっくりと回す。

③ 耳を包むように折り曲げて、5秒間キープする。

④ 手のひらで耳全体を覆い、後ろ方向に円を描くようにゆっくりと回す。

⑤ ①~④を繰り返し行う。
※画像の引用元:大正健康ナビ(https://www.taisho-kenko.com/disease/640/#02)
くるくる耳マッサージは私自身も生あくびが出るときや耳が詰まる感覚があるときに解消のためによくやっていて、耳がポカポカに温まる効果的な方法のためおすすめです!
天気痛が起きやすい方は、日頃からなるべく耳を冷やさないよう冬場はイヤーマフや帽子などで防寒対策を心がけることが大切です。
自分の病気や不調を治す
先ほどの「耳」での対処法とは打って変わって重い予防法です…。
天気痛は、自分が元々持っている病気や不調が天気の影響を受けて強まっている病態です。
そのためやはり自身の不調の元となっている病気を治すことが一番の予防法になります。
不調の原因を「天気痛」であると放っておくのではなく、頭痛外来や慢性痛外来などを受診することをおすすめします。
自律神経を整える生活を心がける
近年はリモートワークが続いております。
そのため通勤によって日光を浴びたり、家から駅まで歩いたり、駅の階段の昇り降りをしたり…
ということがなくなり運動不足になりがちなところも自律神経の乱れに少なからず影響しているのではないでしょうか。
適度な運動やマッサージ・ストレッチは筋肉の緊張をほぐし血流も改善するため、天気痛による症状の緩和や予防に繋がります。
日中はアクティブに、夜はリラックスする…といったメリハリのある生活を心がると良いでしょう。
カフェイン、アルコールの摂り方に気を付ける
カフェインやアルコールは交感神経を活発にします。
夜にしっかりと質の良い睡眠を取るためにも夕方以降はコーヒーなどのカフェイン飲料は控え、晩酌などの際にはアルコールは飲み過ぎないようにしましょう。
天気痛持ちの方は自律神経が乱れやすいので、夜に交感神経が活発になり過ぎると寝つけなくなり、さらに自律神経が乱れるという悪循環に陥ってしまいます。
私はブラックコーヒーが大好きで、1日に多い時だと4杯ほど飲んでいます。
特に頭がスッキリしない時にコーヒーを飲みたくなりますが、最近は調子が良くない時はカフェインを控えてハーブティーやお湯に替えるなど工夫しています。
天気痛はウェザーニュースアプリで確認できます!
私が普段使っている天気予報アプリに「ウェザーニュース」というものがあります。
ウェザーニュースには天気痛予報というコンテンツもあり、「安心/やや注意/注意/警戒」の4段階で教えてくれます。
地域ごとに今日と明日の天気痛予報が分かるようになっていますので、予防に役立てやすいかと思います。

おわりに
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
気象病・天気痛は誰にでも起こりうる不調ですが、適切に予防し対処することで症状を緩和させることができます。
予防のために日頃の生活習慣の見直すこと、また症状がつらい時には我慢せず医療機関に相談し、心身ともに健康な状態を維持しましょう。
今回の内容が1人でも多くの方のお役に立てると何よりです!
◆ 出典 ◆
・Wikipedia
・大正健康ナビ
└ https://www.taisho-kenko.com/disease/640/#02
└ https://www.taisho-kenko.com/disease/640/#03